お中元は誰に贈るもの?相手別のマナーや渡せない人についても解説

日本では日頃の感謝を伝えるため、夏頃にギフトを贈るお中元の文化があります。しかし、誰に贈るものなのか、相手を決める基準がわからないこともあるでしょう。そこでこの記事では、お中元を贈る相手について解説し、贈り先別のマナーやギフトをあげられない職業なども紹介します。
この記事を読むための時間:3分
お中元は誰に贈るもの?
お中元は、日頃からお世話になっている人や、繋がりの深い人に贈るものです。一般的には両親や親戚などの身内の人、上司や取引先などの会社関係者、友人や仲人などの親しい人に贈る場合が多いです。ただし、中には事情があって受け取れない人もいるので、贈る際は事前に相手に確認した方が良いでしょう。
贈り先別のお中元のマナー
お中元のマナーについて、以下の5つの贈り先別に解説します。
- 両親・親戚
- 会社の上司
- 取引先
- 仲人
- 友人
両親・親戚
両親や親戚にお中元を贈る場合は、手渡しにすると喜ばれます。直接渡すと感謝の気持ちを言葉で伝えられて、元気な姿を見せられるので相手にも安心してもらえるでしょう。もしも遠方などで直接会えない場合は、手紙やメッセージを添えると、想いが伝わりやすく喜んでもらえます。また、贈る品物は相手の好みや生活に合わせて選ぶと、負担や気を遣わせることが少ないためおすすめです。
会社の上司
会社の上司に贈る場合は、まず職場のルールを確認しましょう。会社によっては、お中元を禁止しているところもあり、贈っても受け取りを拒否されてしまう場合があります。また、自分よりも立場が上の人に贈る場合、金券や現金を贈るのはマナー違反になるので、品物選びにも注意が必要です。
取引先
取引先の人に贈る場合は、事前に上司や同僚に相談した方が良いでしょう。会社を交えての繋がりなので、贈る品物は自分だけで決められない場合があります。また、会社によっては経理を通して手続きをするところもあるので、取引先の人に贈る際は事前に職場内で確認する必要があります。贈り物を決める時にも、相手がもらって困らないかなどをよく考えましょう。
仲人
結婚式を挙げてから3年間は、仲人にお中元のギフトを贈るのがマナーです。3年以降も関係性が続いている場合は、そのまま継続して贈るとお互いの関係を維持できるでしょう。もしも3年経ってから贈るのを辞めたい場合は、突然辞めると失礼になるので、事前にハガキやメッセージなどで伝える必要があります。お世話になった人なので、必ず礼節をわきまえましょう。
友人
友人に贈る場合は、相手に気を遣わせない品物を選ぶのが大切です。あまりにも高価なものを選ぶと、お返しが負担になったり、翌年以降も継続して贈るのが難しくなったりするため、気軽に贈れるものだと喜ばれるでしょう。また、全ての友人に贈るのは負担が大きいので、特に親しい人など繋がりの深さを考えて贈る相手を決めた方が良いです。
お中元を贈るべきではない相手
お中元は、政治家や義務教育の先生など、国の職業に就いている人には贈るべきではありません。ギフトを贈るのは賄賂だと認識される場合があり、そもそも受け取り自体を拒否されることも多いです。そのため、事前に贈っても良い相手なのか確認をして、無理な場合は口頭で感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。
お中元は感謝を伝えたい相手に贈りましょう
お中元は、お世話になった人や繋がりの深い人に贈るものです。一般的には両親や上司、友人、仲人などの親しい人に贈る場合が多く、日頃の感謝の気持ちを伝えるものとして渡します。ただし、相手によってお中元のマナーは変わるので、贈る際は気をつけなければなりません。また、中には事情があって受け取れない人もいるため、事前に確認をしてから贈りましょう。

