お歳暮を贈る際のマナーとは?時期や送り状、品物の選び方を解説

お歳暮は、1年間の感謝の気持ちを込めて贈り物をする日本の伝統文化です。贈る際には、時期や贈り方などのマナーを守り、相手に失礼のないようにするのが大切です。この記事では、お歳暮を贈る際のマナーや品物の選び方を解説します。
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お歳暮を贈る際のマナー
お歳暮を贈る際のマナーを、以下の6つより解説します。
- 贈る相手
- 贈る時期
- 送り状の送付
- のし紙の種類
- 表書きの書き方
- 喪中の期間
贈る相手
お歳暮を贈る相手は、上司や取引先、両親、親戚などその年にお世話になった人です。本来は自分よりも立場が上の人に贈るとされていますが、近年はお世話になった人なら年齢や立場に関係なく贈れます。
ただし、政治家や学校の先生のように、国の仕事に就いている人は規約上受け取れない場合も多く、贈らないのがマナーです。また、お歳暮は一度贈ったら来年、再来年と続けるものなので、今後も長く関係性を続けていく人に贈りましょう。
贈る時期
お歳暮を贈る時期は、12月上旬から12月25日頃まで、遅くても12月31日までに贈るのが一般的です。しかし時期は地域によって異なり、関東は12月上旬から12月20日まで、関西は12月13日から12月20日までといわれています。贈る際は相手の住んでいる地域に合わせて、遅れないよう余裕を持って準備しましょう。
送り状の送付
お歳暮は本来手渡しするものですが、近年は郵送で贈ることも多いです。郵送の場合は感謝を直接伝えられないので、ギフトとは別に想いや気持ちを綴った送り状を送付します。送り状は頭語から始まり、季節の挨拶と感謝の言葉を述べて、来年への挨拶と結びの言葉で締めるのがマナーです。
のし紙の種類
お歳暮を贈る際は、のし紙をつけるのがマナーです。種類は、紅白カラーの水引を蝶結びにしたものが望ましく、蝶結びは何度も結び直せることから、何度あっても良いという意味があり、お歳暮のようなギフトにふさわしいとされています。
表書きの書き方
お歳暮ののし紙は「お歳暮」や「御歳暮」の表書きをします。表書きはなるべく直筆が良いですが、書くのに自信がない場合は、すでにプリントされたのし紙を選んでも問題ありません。
喪中の期間
お歳暮は1年の感謝を伝える贈り物なので、相手や自分が喪中の期間でも贈れます。ただし、四十九日が過ぎるまで待ち、事前に贈る旨を伝えると相手に気を遣わせにくいです。また、喪中の相手に贈る際は、水引のついていないシンプルなのし紙を選び、送り状にもお祝いの言葉を書くのは控えましょう。
お歳暮で贈る品物を選ぶ際のマナー
お歳暮で贈る品物を選ぶ際のマナーを、以下の2つより解説します。
- 金額の相場
- 品物の種類
金額の相場
お歳暮の贈り物の金額は、相手によって変わります。おおよその相場は、以下の通りです。
| 上司・両親・仲人 | 5千〜1万円程度 |
| 友人・知人・取引先の人 | 3千〜5千円程度 |
上記より高額になっても問題ありませんが、あまりにも高いと相手に気を遣わせたり、贈り続けるのが負担になったりするので、なるべく相場の範囲内にするのが望ましいです。
品物の種類
お歳暮の品物は、相手が喜ぶものにしましょう。人気なのは高級肉や魚介類、お菓子など年末のお祝いにもふさわしいものですが、相手の好みの品物を贈るのも喜ばれます。
お歳暮を贈る時はマナーを守りましょう
お歳暮を贈る相手は、上司や取引先の人、両親、親戚などその年にお世話になった人です。一般的には12月上旬から12月31日頃までに贈りますが、地域によって微妙に異なるので、相手の住んでいる場所に合わせる必要があります。贈り物には紅白カラーの水引がついたのし紙をつけて、表書きもしっかり書きます。お歳暮はマナーを守って贈りましょう。

