田舎でのワンマン・ボタン式電車の乗り方とは?マナーや注意点も紹介

田舎には、自動改札機がなかったり、駅員が常駐していなかったりする無人駅が少なくありません。そのため、田舎で電車を利用する際に、切符の購入方法や乗り方が分からず、戸惑ってしまう人は多いものです。そこで本記事では、田舎での電車の乗り方やマナーを解説します。
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田舎での電車の乗り方
田舎に多い電車の乗り方を3パターン紹介します。
整理券での乗車方法
田舎の電車では、切符ではなく整理券を発行するケースが多いです。駅に券売機がない場合は、以下の方法で乗車しましょう。
- 電車に乗車する際に整理券を取る
- 車両前方にある運賃表示器で運賃を確認する
- 降車の際に、車掌に整理券と運賃を渡す
無人駅で降車する場合は、改札に設置されている回収ボックスに整理券と運賃を入れます。回収ボックスで運賃を支払う場合、お釣りは出ません。事前に運賃を調べておいて、ぴったりの金額になるように小銭を用意しておきましょう。
入口に整理券がない場合
乗車の際、整理券の発券機がない場合は、そのまま乗車します。車掌が巡回する際に、声をかけて乗車駅と降車駅を伝え、切符を購入してください。
整理券・車掌の巡回がない場合
整理券の発行がなく、車掌の巡回もない場合は、降車駅の駅員に乗車駅と降車駅を伝えて運賃を支払います。
ワンマン電車の乗り方・注意点
ワンマン電車とは、1人の乗務員が運転士と車掌の役割を兼任している電車のことです。需要が少ない地方の列車でよく見られる運行形態です。ここからは、ワンマン電車の乗り方と、乗車する際の注意点を解説します。
ワンマン電車の乗車方法
ワンマン電車の乗り方は、以下の通りです。
- 駅で切符を購入する
- 券売機がない場合は、乗車の際に電車内に設置されている発券機から整理券を取る
- 一両目の運賃表と乗車証明書番号で運賃を確認する
- 降車の際に運賃箱に切符、あるいは整理券と運賃を入れる
開かないドアもある
ワンマン電車は、乗務員1人のみで運行されています。切符の確認を行いやすくするために、基本的に乗り降りできるドアが限られており、開かないドアもあるため注意が必要です。乗車の際は、進行方向から数えて1両目の後ろのドアから乗ります。降車する時は、同じく進行方向から1両目の、運転士のすぐ後ろにあるドアから降ります。
ボタン式電車の乗り方・注意点
地方の電車の中には、乗客自らがボタンでドアの開閉を操作するタイプのものもあります。ボタン式電車の乗り方と、注意点を解説します。
ボタン式電車の乗り方
ボタン式電車の乗り方と、運賃の支払い方法はワンマン電車と同じです。ただし、乗り降りする際に、ドア付近のボタンを操作して、自身でドアを開閉する必要があります。
降車の際は必ずドアを閉める
ボタン式電車を降りる際、閉めるボタンを押さず、ドアを開けたままにしてしまうと、発車が遅れて他の乗客の迷惑になります。ドアの閉め忘れには注意しましょう。
ドアの開閉は人や物を挟まないように注意する
ドアを開閉する際は、ドアの周辺に人や物がないかしっかりと確認しましょう。人や物がドア近くにある状態で開閉すると、巻き込んでしまうおそれがあります。また、自身もドア付近に立ったり、物を置いたりしないように注意しましょう。
田舎の電車に乗る際は乗り方やマナーに注意しよう
田舎は無人駅やワンマン電車が多く、乗り慣れない人は戸惑うこともあるでしょう。田舎では自動改札機がなく、ICカードが使えないことも少なくありません。また、無人駅で運賃を支払う場合、お釣りがでないケースもあるため注意が必要です。ローカル電車を利用する際は、スムーズに乗り降りするためにも、事前に乗車方法や運賃、マナーについて調べておきましょう。

